【サイズ】約φ185×H35ミリ/380cc(満水)
【重さ】約435グラム
【質感】つるつる
【素材】陶器
【お取扱い】使用前のお手入れは陶器ですがしっかりと施釉されていますので特に必要ありませんが、土が粗目なので、気になる方はご使用になる前にしっかり水に浸けていただくか、経年変化や汚れが気になる方は下記の「湯炊き」についてをご覧下さい。
「定番のものをきちんとこなしながらも、常に新しいことに挑戦していきたいです。色はもちろん、高台から口縁まですべてに隙がない、いい器を目指していきたいと思っています」
佐賀県立有田窯業大学にて陶芸の基礎を学び、有田の窯元に約4年間勤務された後、長野県長門町で作陶されている戸津圭一郎さんの細かい石が入った表情のある生地を作ってくれる粗土にグレーがかったブラウンの通好みの渋めの粗土灰釉銅鑼鉢です。
戸津圭一郎さんは、和食器の定番と呼んでいいクラシックでスタンダードとなる器を製作されています。
「土もの」のもつ柔らかい、ほっこりとした感触と色目、三島などの文様で伝統的な器ですが、使っていただくと使い勝手の良さのための一工夫が伝わってきます。
戸津圭一郎さんの粗土灰釉銅鑼鉢は、粗土独特の細かい石はぜ、スライスした時に出る筋などの味わい深いさらさらとした触感のグレーがかった茶の生地に戸津圭一郎さんらしい趣きのある品の良い和食器でお料理好きの方には渋好みの方にピッタリの器です。
戸津圭一郎さんの基本である美し成形からできる端正なフォルム、「土もの」のほっこりとした感触、手仕事独特の温かみのある器となっています。
縁に沿ってアクセントの「櫛目」が入っているのも戸津圭一郎さんらしいさりげない心遣いを感じる仕上げです。
※画像はクリックしていただくと拡大します。
盛り鉢、銘々鉢(皿)としてご使用いただきやすいサイズです。
ドラ鉢は中高に盛り付けるのと一層見た目が美しいそうです。
銘々鉢としてちらし寿司や握り寿司の寿司桶として、盛り鉢として煮もの、和えもの、マリネーなどに加えおもてなしの和菓子の盛り鉢としても便利にご使用いただけます。
■画像はクリックしていただくと拡大します。
※作品は私物です。サイズ感のご参考に
高台裏には戸津圭一郎さんの「圭」のバックスタンプとなっています。
大切にしたい毎日の暮らしに寄り添う器です。
■作家さんの作品は一つ、一つ手作りですので、色・形・釉薬のかかり具合などに誤差がございます。
また、サイズ表記は目安としてお買い求めください。
■湯炊きについて
・大き目の鍋に米のとぎ汁をはり、陶器を浸してから火にかけて沸騰させ、10分ほど煮て火を止めます。
・そのまま湯の中に冷ましてのちに引き上げ、すすぎ、一度乾燥させてからご使用いただくと貫入が目詰めされ汚れにくくなります。
・特に、白や淡い色の陶器にはお奨めします。
・また、毎回のご使用前に水にくぐらせていただくと食べ物のシミもつきにくくなります。
・色の濃い液状のものや油っぽいものを入れたまま保存したり水に浸したままにせず、ご使用後はよく乾かしてからご収納ください。
・粉引の技法を用いた器はシミになりやすいとされますが、上記のように丁寧に扱っていただくことで風合いが増す器です。
少し手間はかかりますが、その分愛着もわき、末永くご愛用いただけるのではないでしょうか?